お米のお茶碗一杯の価格について

お米は高い!そんなことを言われるお客様は少なくありません。
確かにまとめて一度に買うので高く感じますが、自分はお茶碗一杯で考えると他のものに比べてまだまだ価格の優等生だと思っています。
昔は生卵が1個10円なんて時代もありましたが、今や30円に迫る勢いです。
お米10㎏では約133杯のごはん普通盛が食べれます。

外食でごはんを頼むと一杯150円前後するごはんですが、計算をしてみると原価は他のものよりも安いと思います。
もちろん残ってしまう廃棄が一番のリスクでそれを無駄なくうまく活用することで原価を下げることが可能だと思います。
外食で黄色い変なにおいのするごはんも稀にありますが、値段だけで買うのではなく原価を知ってもう少し見直してほしいと思うこともあります。

特にお米は日本人の主食であり毎日食べているからこそ美味しいごはんに当たった時はよく覚えています。
お客様では、旅行に行った時の旅館でごはんが凄く美味しかったと言われる方が多いぐらい思い出と共に記憶に残ります。

そこで、税込と税抜きの1kgの価格でお茶碗一杯の価格がすぐに出るシミュレーターを作りました。




独自高級ブレンド米などのお米は除いて、流通取引では一番高いと思われる「岐阜県産 龍の瞳」の当店で販売しているお茶碗一杯の価格は、86.25円
販売店にもよりますがどんなに高くてもお茶碗一杯150円ぐらいまでだと思います。
高級いちごや高級マスカットと比べても最高級と言われるお米はまだまだ安いと思います。

以前に某激安量販店で買い物をしていると、10㎏3,000円の見栄えはそこそこいいお米と、10㎏2,800円の業界では網落ちした「くず米」のような小粒のお米が並んでいました。
その差は200円。
1㎏あたりの価格差は20円でお茶碗一杯で計算するとわずか1.5円の差になります。
丸粒の粒張りのいいお米小粒のくず米みたいなお米が並ぶ中でお客さんは安い方を選んでいる方が多かったです。
お米の仕入れの原価で考えると丸粒とくず米は雲泥の差で「惜しいっ」と心の中で思ってしまいました(笑)

お茶碗一杯の計算は、業界では65gで計算しているところが多いですが、自分が経験しているお茶碗一杯は普通盛で75gが標準と思っています。
お水の量はお米に対して1.3倍から1.5倍が平均で、合計すると約180gの重さになりますが水蒸気で消えてしまいますので約150gになります。
※光熱費は入っていませんが、気になる方は5合炊きで電気と水道足しても約5円ぐらいと思いますので、お茶碗一杯で多めにみて1円足してください。