無洗米と上白米と店頭精米の白米の違いについて

無洗米と上白米と店頭精米の白米の違いについて

米福屋の精米は、店頭で精米する小さな店頭精米機と石や不純物を取り除く工程のある精米機と大まかに分けると2種類あります。

≪店頭精米(白米)≫
店頭精米は、店頭に陳列している玄米からお好みで精米いたします。
玄米から白米にすると米ぬかが出ておよそ1割減ります。
利点は、精米の強さが選べるので精米の圧力を通常の半分にした5分づきなどお好みで選べます。
また、お客様の目の前ですぐに精米できるのが利点です。

欠点はあらかじめ玄米を選別して店頭に置いているので、精米が最終工程になります。
精米時に割れたり玄米で選別しているので黒い不純物など取り切れない場合があります。
また、水分量の多いお米を精米すると米ぬかが出口で固まりぬか玉が白米に入る場合があります。
※ぬか玉(糠玉)は米ぬかのかたまりです。食べても全く問題はありません。水分の多い良質なお米ほど出来やすくなります。

工程は、①玄米石抜き→②玄米ブロア(埃など取り除く)→③ふるい選別(1.85㎜の網に通します)→④玄米色選(黒い不純物などを除去)→
⑤店頭に陳列→⑥★お好みで精米→⑦袋詰め

≪無洗米と上白米≫
精米機2機で精米します。
精白度が高く白米の正味重量での販売になりますので、店頭精米よりも価格が1割高くなります。
利点は、精白度が高いので通常よりも劣化が少なく白米から不純物の選別をするので玄米色選よりも綺麗に仕上がります。
※玄米は、白米に比べて黒いので黒い不純物が100%取り除くのが難しくなります。

欠点は、すぐに精米が出来ない為、予約もしくは配達のみになります。
また、小量の精米や分づき精米など細かな精米が出来ません。

工程は、①★石抜き→②精米→③精米(研米機)→④ふるい選別→⑤色彩選別→⑥袋詰め→★店頭販売

★は、お客様からご注文いただいてから精米する工程です。店頭では数種類ですが白米を置いています。

左より 白米 → 上白米 → 無洗米

無洗米は縦筋が目立ちますが、お米の米ぬかを取り除いた形です。白米がいかにぼやけているかが分かると思います。

左より 無洗米 → 上白米 → 白米

同じお米でも白米がぼやけて粒が大きく見えます。

また、無洗米は圧力がかかるので、元々玄米にひびのあるお米はすべて割れてしまいます。

割れ米については、元々ひびのあるお米は白米で圧力をかけずに精米しても、米を研ぐときや炊飯時に割れてしまいますので同じです。

また、元々ひびのあるお米は、米を研ぐときにやさしく割れないようにしたとしても炊飯ですべて割れます。

●無洗米は、米福屋の無洗米  ●米福屋の上白米は、特選こしひかり  特選米 があります。

◎補足ですが、割れ米について昔の人はご飯がべちゃべちゃになると言われておりましたが、研究の材料として炊飯してみたら見栄えこそ小さなご飯粒ですが普通に食べれました。美味しさにつきましても普通の白米と変わらず、割れ米の劣化具合で食味は左右されると思います。